店舗のQRコードを印刷する前に|リンク先と実寸で読み取り確認

店頭の印刷物をスマートフォンで読み取りリンク先を確認するイメージ WEBサービス

店頭POPや配布カードのQRコードは、画面上で正しく見えていても、印刷すると小さすぎたり、リンク先が想定と違ったりすることがあります。島田市周辺の店舗で商品案内や予約ページを紹介するなら、入稿前に実寸の校正紙を用意し、読み取りから目的のページまで通して確認しておきたいところです。

ここではQRコードを作成するサービスの比較ではなく、できあがったコードを印刷・掲示する前の検査を扱います。完成させるのは、印刷物、リンク先、読み取り条件、確認結果を一枚に残す「QRコード校正記録」です。読み取れることと、正しいページで行動できることを別々に確認します。

リンク先と印刷物の組合せを確定する

最初に、どの印刷物で何をしてもらうかを決めます。「店内で商品仕様を見る」「持ち帰ったカードから予約案内を見る」「イベントの詳細を確認する」では、適したページや確認する条件が違います。コードを読み取った人へ、いきなり用途不明のトップページを見せないようにします。

校正記録には、印刷物の名称と版、コードの元になるURL、実際に表示されたURL、用途、掲載予定場所、確認日を残します。同じデザインに複数のコードがある場合は、配置番号を付けて区別します。コードの見た目で判別するのではなく、番号とリンク先を対応させて確認する方法です。

確認する項目 記録の例 不合格になる状態
目的 予約方法を読む 商品一覧など別の目的へ着く
遷移先 設定URLと最終表示URL 旧ページや意図しないサイトへ転送される
印刷物 卓上POP・第2版 古い版と混ざっている
読み取り条件 端末、距離、照明、用紙 想定する利用場所で読めない
到達後の内容 対象商品、営業時間、案内文 現在の店頭案内と異なる
処理 合格、再校正、リンク修正 未確認のまま入稿される

実寸と余白を確認して校正紙を出す

デザイン画面を拡大して読むだけでは、使うサイズで読めるか分かりません。入稿予定のファイルを予定する大きさで印刷し、余白を含むコードの寸法を確認します。コードの角が裁ち落とされる、文字が余白に入り込む、紙の折り目にかかるなどの問題を探します。

QRコードの開発元であるデンソーウェーブのコード領域に関する案内では、コードの上下左右にそれぞれ4セル分以上の余白が必要とされています。セルとはコードを構成する小さな四角です。周囲を飾る文字や模様でこの余白を埋めないようにします。

すべての用途で通用する最小のミリ数は、この記事では指定しません。含める情報量、出力品質、印刷物の用途で条件が変わるためです。印刷会社へコードのサイズと余白を伝え、最終の印刷条件で読み取りを確認します。試し刷りと本番の紙や表面加工が違う場合は、同じ品質が出ると決めつけず、可能な範囲で本番に近い校正を依頼します。

読み取りは端末と掲示環境を変えて試す

担当者のスマートフォン一台で読めたら完了、という確認を避けます。利用を想定する端末を複数用意できるなら、それぞれ標準のカメラ等で試し、端末の種類と結果を記録します。操作名は端末により異なるため、実際の端末の案内に従います。専用アプリの導入を前提にするなら、そのことも配布物に分かるように案内します。

  1. コードを置く予定の位置と向きで、実寸の校正紙を設置する。
  2. 利用者が立つ位置から読み取りを試す。近づける必要があるなら、その位置で利用できるか確認する。
  3. 店内の照明、窓からの光、反射、カバーの有無を変え、掲示時の読みにくさがないか確認する。
  4. コードを読み取り、表示されたURLを見てから開く。
  5. 開いたページの内容と、印刷物の説明が合うかを確認する。

これは検査手順の提案であり、実在店舗で読み取り性能を測定した結果ではありません。通信できない場所では、コード自体を読めてもページが開かない場合があります。読み取りの問題と通信の問題を分け、紙面に電話や短い案内など別の経路を併記する必要があるか検討します。

ページが開いた後の「次の行動」を確かめる

到達先で、予約方法、商品情報、問い合わせ方法など、コードの目的に必要な情報を見つけられるかを確認します。ログインを求められる、受付が終了している、ページの名称が変わっている、といった状態も点検します。予約確認のために実際の申込みを送る必要はなく、到達と案内確認までで区切れる部分を先に確認します。

架空例として、卓上POPに「体験の予約方法を見る」と書き、QRコードが去年のイベントページへ着く場合を考えます。コードは読めていても、目的の確認には不合格です。新しい案内先を担当者が確定し、コードを作り直し、修正した版でもう一度読み取ります。古いファイルを印刷に回さないよう、版と入稿するファイル名をそろえます。

QRコード作成時に短縮URLや転送サービスを使っている場合は、管理者、利用期間、終了時の扱いも確認します。すべてのサービスで後から行き先を変えられるわけではありません。提供条件を確認できないなら、変更できる前提で大量印刷の計画を立てないようにします。

入稿後と掲示後にも記録を残す

合格した版を入稿し、納品された印刷物を一部取り出して実物でも確認します。校正紙で確認したコードと一致しているか、表面加工や印刷のにじみで読みにくくなっていないかを見ます。掲示後は、日付のあるイベントや受付終了時にリンク先を再確認する予定を入れます。

後からページを移転・終了する場合は、Web側だけでなく、配布したカードや店内掲示を一覧で見直します。残った紙が古い案内を広め続けないよう、撤去・差し替え・再印刷を判断します。読み取りに関する問い合わせが来た場合は、配布物の版と使用場所を確認し、次の校正に条件を加えます。

QRコードから着くページの案内を整理したい場合は、LIFESEEDSのホームページ制作をご覧ください。印刷物の用途と遷移先をまとめて、お問い合わせいただけます。

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