ホームページの多言語対応は接客できる範囲と案内するページから決めましょう

二つの言語のページと問い合わせ窓口の対応を相談する事業者のイラスト WEBサービス

外国語のホームページを用意するとき、最初に決めたいのは翻訳する言語数だけではありません。その言語でどこまでサービスを案内し、問い合わせには誰が答えられるかも一緒に決めます。ページを読めても、その後の予約や連絡で止まってしまえば、お客様もお店も困るためです。

島田市周辺の小規模事業者が多言語対応を検討する場合に向け、制作会社へ渡す範囲の整理方法を紹介します。外国語の問い合わせが多いという地域事情を前提にせず、自社で受けた質問、受け付けたいサービス、更新に使える時間を材料にします。

一言語、一サービスから必要な案内を選ぶ

最初から会社案内やブログを全部訳す必要があるかは、利用目的で判断します。まず商品を知ってほしいのか、店舗へ来てほしいのか、予約まで受けたいのかを一つ選び、途中で必要になる情報を並べます。

たとえば架空の体験教室なら、内容、対象、所要時間、料金に含むもの、集合場所、予約方法、予定変更の連絡先が候補です。魅力紹介だけを翻訳し、利用条件は読めないままにすると、参加前の判断ができません。逆に、予約を受け付ける体制がない段階で、予約完了まで対応できるように見せないことも必要です。

問い合わせ履歴が少ない場合は、初めて利用する人が「内容を知る」「条件を確かめる」「連絡する」の三つを進められるか、現在の案内を見て確認します。少数の質問から、その言語の需要量や売上を断定しません。

翻訳範囲と接客範囲を一枚で対応させる

制作相談へ持っていく整理表の架空例
場面 外国語で用意するもの 社内で決めること
内容を知る 一つの体験プランの紹介 原文を確定する担当
利用条件を確かめる 対象・所要時間・含まれるもの 変更時の訳文確認者
質問する 対応できる言語と連絡方法の案内 返信担当と対応できる質問の範囲
来店する 場所と受付方法 当日の接客言語と補助資料

英語のページがあっても、英語で電話対応できるとは限りません。実際に可能な場合だけ「英語のメールで受付、返信は担当者が確認して行う」などと案内します。翻訳補助を使う場合も、専門的な質問や利用条件をその場で確定できないときの確認先を決めておきます。

返信の目安や受付時間は自社で守れる範囲にします。外国語の案内に日本語のフォームを置くなら、そのことを移動前に説明し、必要に応じて入力を助ける方法を用意します。

言語を切り替えても読んでいた内容が分かるようにする

W3Cの国際化のヒントでは、他言語のページへの案内を見つけやすくし、移動先の言語名をその言語の表記で示すことを勧めています。たとえば日本語と英語を用意するなら、「日本語」「English」という表記を使う考え方です。

制作担当には、対応するページがあるときは同じ内容の別言語版へ、ないときは「このページは日本語のみ」と分かる案内へ進めてほしいと伝えます。どの言語を選んでも説明なしにトップページへ戻されると、お客様は探し直すことになります。

検収では、スマートフォンでサービスの途中ページから言語を切り替え、条件を読んで問い合わせ先まで進めます。料金の単位や日付が紛らわしくないか、文字が長くなってボタンが切れていないかも見ます。重要な条件を画像内の文字だけにしないことは、訳文の修正にも役立ちます。

原文を変えた日に訳文も確認する

料金、営業時間、提供内容を日本語で直したら、別言語版の同じ箇所も確認します。更新表には「原文ページ、原文の変更日、訳文の確認者、反映日、未反映時の案内」を残すと、どこまで揃ったかが分かります。

翻訳の確認が間に合わず、古い条件のまま予約を受けそうな場合は、その条件での受付を一時的に止め、確認中であることと連絡方法を示す案を制作担当と決めます。黙って古いページを残す、外国語版だけ削除して戻り先をなくすといった対応を避けます。

自動翻訳を付けるか、人が確認したページを公開するかも、重要条件の確認体制で選びます。翻訳を確認する人へは、原文に加えて、対象サービス、利用できない条件、日付や料金の根拠、訳し方に迷う言葉の一覧も渡します。分からない条件を訳文の中で補わず、原文担当へ質問してから確定する流れにします。翻訳の方式だけで品質を保証せず、確認できる人がいない場合は、必要な一ページから外部の確認支援を含めて検討します。

制作依頼では、初回に訳す範囲だけでなく、原文を変える担当、訳文確認の依頼先、更新時の見積範囲、確認できないときの受付方法まで共有してください。お客様の質問に答えられる範囲から始めれば、後でページを増やす判断もしやすくなります。

多言語ページと受付の範囲を一緒に整理する際は、LIFESEEDSのホームページ制作をご覧ください。現在のページと対応したい言語を添えて、お問い合わせから相談いただけます。

コメント