製品を使っているお客様から「説明書が見つからない」と連絡が入るたびに、担当者がメールでPDFを送っていませんか。ホームページにファイルを置いていても、商品名だけが並んでいると、似た型番や旧製品から自分の説明書を選べないことがあります。
整えたいのは説明書の数より、手元の製品と説明書が対応していると確かめられる案内です。島田市周辺の小規模メーカーが、購入後のお客様を支えるページを制作担当へ依頼するための準備を説明します。
まず製品と説明書の対応を確かめます
販売担当と製品担当で、現在案内してよい説明書を一か所に集めます。製品の正式な型番、型番を確認する位置、対応する説明書名、版、対象の製造時期、公開してよいかを一行にまとめてください。似た名前の説明書を担当者の記憶だけで結び付けません。
同じ型番でも製造途中で仕様が変わっているなら、型番だけでは決められません。製造番号や製造時期のどこを見れば区別できるかを製品担当が確定します。その対応が分からない製品は、候補PDFを並べてお客様に選ばせるより、確認窓口へ案内します。説明書の適用判断はAIやWeb制作担当へ任せる作業ではありません。
| 製品 | 見分ける条件 | 案内する資料 | 不明時 |
|---|---|---|---|
| 収納用品K10 | 本体底面の型番がK10 | K10組立説明書 第2版 | 型番の位置を図で案内 |
| 収納用品K10B | 型番末尾のBまで一致 | K10B組立説明書 第1版 | 末尾が読めなければ窓口へ |
| 旧製品K05 | 対応する版を製品担当が未確認 | 公開保留 | 製品担当が個別確認 |
これは案内設計の架空例です。実際の製品の説明や適合条件ではありません。自社の製品原本と確認済みの説明書に置き換えてください。
型番を知らない人が最初に見る場所を作ります
ページの入口には「型番の調べ方」を置きます。本体の底面、背面、付属ラベルなど、実際に確認した位置を写真や図で示します。ラベルの個人情報や製造上の秘密を写さない公開用素材を用意し、画像だけに頼らず「本体を安全に確認できる状態で、底面ラベルの型番欄をご覧ください」のように位置を文章でも説明します。
製品を動かさないとラベルが見えない場合、確認のために危険な移動や分解を勧めません。外から確認できる資料や購入時の書類を案内できるか、製品担当へ確認します。それでも不明なら窓口へ進めるようにします。ホームページは製品の安全な使用条件を新しく決める場所ではありません。
掲載数が少ないうちは、製品シリーズごとの見出しと型番一覧でも始められます。W3Cの見出しの案内を参考に、見出しで内容のまとまりが分かるようにします。検索欄を追加する前に、型番を見つけて一覧から選べるかを確かめましょう。
リンクの横で適用対象を伝えます
「ダウンロード」「こちら」だけを並べず、型番、説明書名、版、形式を表示します。たとえば「K10B 組立説明書 第1版を開く PDF」と書けば、押した後に何を読むかを判断できます。容量を載せる場合は実ファイルの値を確認します。
W3Cのリンク目的の解説も、リンクの文字や周囲から目的が分かることを重視しています。説明書では、商品名が似ている場合の違いを押す前に伝えることが役立ちます。
旧製品の説明書を残す場合は「販売終了」と「説明書が使えない」を混同しないようにします。販売が終了していても既存利用者向けに案内する資料はあり得ます。一方、差し替えが必要な版をそのまま残してよいとは限りません。現行案内、旧製品向け、個別確認が必要の三つを製品担当が判断し、公開可否を決めます。他社製品の説明書は許可なく複製せず、案内できる公式窓口を確認してください。
見つからないときに必要な情報だけを尋ねます
説明書がない、型番を読めない、購入時期が分からない場合の窓口を、一覧の下にも置きます。最初の問い合わせでは、読める範囲の型番、製品名、分からない箇所を尋ねる程度から検討します。写真が必要なら、購入者の住所や部屋、他の書類が写らない撮り方と送付先を案内します。
受付時点で全部品の写真や購入証明を必須にする必要があるかは、対応目的から判断します。保証申請と説明書の照会を同じフォームへまとめるなら、必要項目が違うことを制作担当に伝えます。返答の担当と目安を決めてから掲載し、担当者が不在でも受付を確認できる運用にします。
公開前は製品を知らない人に探してもらいます
確認は「PDFが開く」で終わらせません。製品担当以外の人へ架空の問い合わせ条件を渡し、型番の位置、末尾までの一致、対象版の確認、開いたPDFの表紙の順にたどってもらいます。スマートフォンでもリンクの前後にある対象条件を読めるか見てください。
K10を探す人がK10Bへ進む、旧製品から現行の違う説明書へ進む、型番不明なのにPDFを選ぶしかない、といった迷いが出たら案内を直します。製品担当は対応表の型番と版の組を承認し、制作担当はその行から実際のリンクを開いてPDF表紙の型番と版を照合します。確認日と二人の確認結果を対応表へ残してから公開します。公開後は説明書が見つからない連絡の内容を控え、検索欄を増やす前に、対応表や型番の調べ方で解決できるかを見直しましょう。
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